成人矯正の年齢制限

成人矯正の年齢制限について

成人になってからでも矯正治療はできます!

歯列矯正って子供や若いうちにしかできないと思われていませんか?よく矯正治療を始めようか悩まれている方から矯正治療開始はいつ頃がベストか聞かれることがあります。他のページで紹介しましたが、矯正開始の最もメリットが多い年齢は6歳臼歯(第一大臼歯)と前歯4本が生え変わるくらいの6~7歳が良いです。

しかし、その年齢を過ぎたからと言って矯正治療ができなくなるわけではありません。矯正治療自体、歯並びを整え、ブラッシングをしやすくし、かみ合わせが良くなるため、見た目が良くなり、虫歯や歯肉炎・歯周炎の予防になり、顎関節症などのリスクを回避することができます。

そのため、矯正を始めたい!と思った時が始めるタイミングであると思います。つまり、矯正治療に年齢制限はございません。実際、私が治療した患者様の方で最高齢の方は治療開始年齢が68歳でしたがおよそ1年半でキレイな歯並びを得ることができました。しかし、いくつかの条件がございます。

成人矯正を始めるための
必要条件

虫歯がない

虫歯は矯正治療前に治しておくことをお勧めしますが、もしかしたら矯正治療のために抜歯になる歯が虫歯である可能性もございます。その場合は治療しても結局は抜歯になってしまうため虫歯治療が無駄になってしまいますのでまずは矯正医の診断を先に受けましょう。

歯肉炎・歯周炎がない

歯肉炎・歯周炎に関しても矯正治療の検査で口腔内の診査とレントゲン撮影を行いますのでご自身が歯周病かどうかを明らかにすることができます。もし歯周病であれば、炎症を抑えた後から矯正治療をスタートすることができます。

骨粗しょう症

骨粗しょう症の方は骨を強くするお薬のビスホスホネート製剤(BP製剤)を服用もしくは、注射されている場合があります。このBP製剤による治療中に抜歯を行うと骨が壊死してしまう場合があります。また、BP製剤は骨を壊す細胞(破骨細胞)の働きを抑制する薬です。

矯正治療で歯を動かすためにはこの破骨細胞と骨芽細胞が必須となります。できれば骨粗しょう症の方は矯正治療ではなくほかの方法(被せ物など)で歯並びをキレイにすることをお勧めします。

歯根膜がある

歯根膜は歯を動かすのに大事な組織です。強くぶつけた歯などはもしかしたら歯根膜が無くなり、骨と癒着(骨性癒着・アンキローシス)している場合があり、こういった歯は動かすことができません。
これもレントゲン撮影や歯を軽く叩く打診という検査でわかります。

歯が動くメカニズムと差し歯の矯正についての注意点

歯は、矯正力を与えると根っこにある靭帯(歯根膜)周囲で骨の造り替えが起こることで歯は動きます。この時、歯やその周囲の組織が健康でなければなりません。

よく『差し歯があるんだけど矯正できますか?』と質問されることがありますが、歯の根っこと骨と歯根膜があれば差し歯であっても動かすことができます。ただし、差し歯の材質によっては矯正用の装置が接着できない場合がございますので仮歯に交換していただく場合があります。

綺麗な歯で
思いっきり笑いましょう!

令和2年の厚生労働省簡易生命表によると日本人男性の平均寿命は81.64歳、女性はなんと87.74歳だそうです(下記厚生労働省HP参照)。例えば、50歳で矯正治療をお悩みの方、もうこんな歳だし遅いかな、とお考えの方、まだまだこれから30~40年生きるのです。矯正治療により整った歯並びを得ることは今後かかるかもしれない歯周病や顎関節症を回避することができ、素敵な笑顔で笑い、人生をより豊かなものにすることができます。

でも、この歳でギラギラした矯正装置を付けるのにはちょっと抵抗がある、という方もいらっしゃるかと思います。安心してください。すが矯正歯科クリニックでは表側からでも目立たないセラミックブラケットとホワイトワイヤーによる装置や、裏側に装着して表からは見えない舌側矯正も行っております。
歯並びで諦めないでください。当クリニックは東急目黒線武蔵小山駅から徒歩2分と大変アクセス良くなっております。ぜひご相談ください。

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