バンドが付いた装置
セパレーション
バンド
ヘッドギア
リンガルアーチ
ホールディングアーチ
パラタルバー
クワドヘリックス
バイヘリックス
セパレーションを装着された方へ
セパレーションは歯と歯の間に隙間を作るためのものです。
バンドを用いた装置を装着するためにバンドが入りやすくするためのスペースを作る準備段階です。セパレーションを入れた歯とその周辺の歯に痛みが生じることがあります。
痛みは個人差がありますが2~3日で消失します。
ブラッシングは通常通り行ってください。(フロス、歯間ブラシは通せません)
歯と歯の間に隙間ができた場合、次の来院より早くセパレーションが外れてしまうことがありますが、そのままで結構です。
万が一飲み込んでしまった場合、体に害のある材質ではないので心配いりません。
バンドを装着された方へ
バンドはあらゆる矯正装置の土台となる装置です。
バンドを装着した歯とその周辺の歯に痛みが生じることがあります。痛みは個人差がありますが2~3日で消失します。装置周辺をよくブラッシングしてください。粘着質の食べ物は装置が外れやすくなることがあります。装置に慣れるまでは控えたほうがよいでしょう。
ヘッドギアを装着された方へ
ヘッドギアは上顎骨の成長抑制・上顎の奥歯を後ろへ移動させる。上顎の奥歯を固定するなどのために用います。
ヘッドギアを装着した歯とその周辺の歯に痛みが生じることがあります。ヘッドキャップ・スプリング・フェイスボー・バンドから構成されています。担当医から指示された強さ(穴の位置)で使用してください。着脱は丁寧に行ってください。
1日10時間以上使用していただくと良い効果が得られます。
バンド周辺をよくブラッシングしてください。フェイスボウは使用後きれいに洗って乾燥させて使用してください。
粘着質の食べ物はバンドが外れやすくなることがあります。
装置に慣れるまでは控えたほうがよいでしょう。
リンガルアーチを装着された方へ
リンガルアーチは歯が生える隙間を保つため・前歯を動かすためや奥歯を固定するためなどに用います。
リンガルアーチを装着した歯とその周辺の歯に痛みが生じることがあります。
また、口内炎や喋りにくさなどを感じることがあります。痛みや違和感は個人差がありますが2~3日で消失します。装置周辺をよくブラッシングしてください。
粘着質の食べ物は装置が外れやすくなることがあります。装置に慣れるまでは控えたほうがよいでしょう。
ホールディングアーチを装着された方へ
ホールディングアーチを装着した歯とその周辺の歯に痛みが生じることがあります。また、口内炎や喋りにくさなどを感じることがあります。痛みや違和感は個人差がありますが2~3日で消失します。
ホールディングアーチにはレジンパッドと呼ばれる部分があります(写真〇部分)。この部分は粘膜に直接触れているため歯の動きによっては食い込んで痛みを生じる場合があります。その場合、一旦外して専用の器具を用いて調整しなければなりません。痛みを生じたら早めに担当医にご連絡ください。
装置周辺をよくブラッシングしてください。粘着質の食べ物は装置が外れやすくなることがあります。装置に慣れるまでは控えたほうがよいでしょう。
パラタルバーを装着された方へ
パラタルバーは奥歯を固定するために用います。パラタルバーを装着した歯とその周辺の歯に痛みが生じることがあります。
また、口内炎や喋りにくさなどを感じることがあります。痛みや違和感は個人差がありますが2~3日で消失します。
装置周辺をよくブラッシングしてください。粘着質の食べ物は装置が外れやすくなることがあります。装置に慣れるまでは控えたほうがよいでしょう。
クワドヘリックスを装着された方へ
クワドヘリックスは上顎の歯列を広げるための装置です。
クワドヘリックスを装着した歯とその周辺の歯に痛みが生じることがあります。
また、口内炎や喋りにくさなどを感じることがあります。痛みや違和感は個人差がありますが2~3日で消失します。クワドヘリックス(Quad Helix)のQuadとは4という意味、Helixとは円という意味です。円状のループが4つ付いた装置なのでこのネーミングになったのだと思われます。
クワドヘリックスは歯列を横方向に広げるための装置です。歯列が予定通り広がってくるとこのループ(写真〇部分)が粘膜に食い込んでくる場合があります。その場合は一旦外して専用の道具で調整しなければなりません。もし食い込んでお痛みを感じるようなら早めに担当医に連絡しましょう。
装置周辺は食べ物がつまりやすい形状をしています。よくブラッシングしてください。粘着質の食べ物は装置が外れやすくなることがあります。装置に慣れるまでは控えたほうがよいでしょう。
バイヘリックスを装着された方へ
バイヘリックスは下顎の歯列を広げるための装置です。
バイヘリックスを装着した歯とその周辺の歯に痛みが生じることがあります。また、口内炎や喋りにくさなどを感じることがあります。痛みや違和感は個人差がありますが2~3日で消失します。装置周辺をよくブラッシングしてください。
粘着質の食べ物は装置が外れやすくなることがあります。装置に慣れるまでは控えたほうがよいでしょう。
取り外し可能な装置
ヘッドギア
チンキャップ
床装置
ヘッドギアを装着された方へ
ヘッドギアは上顎骨の成長抑制・上顎の奥歯を後ろへ移動させる。上顎の奥歯を固定するなどのために用います。
ヘッドギアを装着した歯とその周辺の歯に痛みが生じることがあります。ヘッドキャップ・スプリング・フェイスボー・バンドから構成されています。担当医から指示された強さ(穴の位置)で使用してください。着脱は丁寧に行ってください。
1日10時間以上使用していただくと良い効果が得られます。
バンド周辺をよくブラッシングしてください。フェイスボウは使用後きれいに洗って乾燥させて使用してください。
粘着質の食べ物はバンドが外れやすくなることがあります。
装置に慣れるまでは控えたほうがよいでしょう。
チンキャップを装着された方へ
チンキャップは下顎骨の成長抑制に用います。
ヘッドキャップ・チンキャップ・ゴムバンドから構成されています。担当医から指示された方法で使用してください。1日10時間以上使用していただくと良い効果が得られます。ゴムは1週間に1度交換してください。ゴムが無くなりそうになった場合は当院へご連絡ください。郵送いたします。
床装置(プレートタイプ)を装着された方へ
プレートタイプの装置は歯列を広げる・上顎骨の成長抑制・下顎骨の成長促進などに用います。
担当医から指示された方法で使用してください。1日10時間以上使用していただくと良い効果が得られます。装置を装着したまま食事はできません。
歯をよくブラッシングした後にお使いください。使用後は水を流しながら装置をよくブラッシングしてください。普段お使いの歯ブラシか装置用の歯ブラシをご用意されてもよいかもしれません。1日に1度専用の洗浄剤に浸けていただけると通常のブラッシングで落としきれない汚れをキレイにすることができます。
装置を使用していない間は専用のケースに保管してください。
ワイヤー矯正装置
マルチブラケット
リンガルブラケット
顎間ゴム
マルチブラケット装置を装着された方へ
マルチブラケット装置は歯列全体を並べるために用います。
装置装着後、口内炎や喋りにくさなどを感じることがあります。個人差はありますが次第に慣れていきます。口内炎がひどい場合はご相談ください。レーザー治療、軟膏、カバー材による痛み軽減治療を行います。
装置調整後、歯が動く痛みが2~7日あります。固い食べ物などは小さくして食べてください。粘着質の食べ物は装置が外れやすくなることがあります。装置に慣れるまでは控えたほうがよいでしょう。装置周りは食べ物がつまりやすくなってます。よくブラッシングしましょう。
リンガルブラケット装置にて治療される方へ
リンガルブラケット装置は歯列全体を並べるために用います。
装置装着後、口内炎や喋りにくさなどを感じることがあります。個人差はありますが次第に慣れていきます。口内炎がひどい場合はご相談ください。
レーザー治療、軟膏、カバー材による痛み軽減治療を行います。装置調整後、歯が動く痛みが2~7日あります。固い食べ物などは小さくして食べてください。粘着質の食べ物は装置が外れやすくなることがあります。装置に慣れるまでは控えたほうがよいでしょう。装置周りは食べ物がつまりやすくなってます。よくブラッシングしましょう。
顎間ゴムを使用される方へ
顎間ゴムはゴムを引く方向によって上下の歯を噛ませる・上顎の前歯を後ろに下げる・下顎の前歯を後ろに下げるなどのために用います。
垂直ゴム
上下の歯を咬ませるために用います。
Ⅱ級ゴム
上顎の前歯を後ろに下げるために用います。
Ⅲ級ゴム
下顎の前歯を後ろに下げるために用います。
ゴムのかけ方は担当医の指示通りに行ってください。
1日20時間(食事・歯磨き以外の時間)使っていただくと良い効果が得られます。
後戻り防止の装置
クリアタイプリテーナー
プレートタイプリテーナー
フィックスタイプリテーナー
クリアリテーナーを装着された方へ
保定装置はキレイに並んだ歯列が後戻りするのを防ぐために用います。
担当医から指示された方法で使用してください。使用時間が短い、使うのを忘れてしまうなどの状況ですと歯並びは戻ってしまう可能性があります。装置を装着したまま食事はできません。
歯をよくブラッシングした後にお使いください。使用後は水を流しながら装置をよくブラッシングしてください。普段お使いの歯ブラシか装置用の歯ブラシをご用意されてもよいかもしれません。熱に弱い材質です。熱湯は絶対にかけないでください。1日に1度専用の洗浄剤に浸けていただけると通常のブラッシングで落としきれない汚れを落とすことができます。装置を使用していない間は専用のケースに保管してください。
プレートタイプリテーナーの装置を装着された方へ
保定装置はキレイに並んだ歯列が後戻りするのを防ぐために用います。
担当医から指示された方法で使用してください。使用時間が短い、使うのを忘れてしまうなどの状況ですと歯並びは戻ってしまう可能性があります。装置を装着したまま食事はできません。
歯をよくブラッシングした後にお使いください。使用後は水を流しながら装置をよくブラッシングしてください。普段お使いの歯ブラシか装置用の歯ブラシをご用意されてもよいかもしれません。
1日に1度専用の洗浄剤に浸けていただけると通常のブラッシングで落としきれない汚れを落とすことができます。装置を使用していない間は専用のケースに保管してください。
フィックスタイプリテーナーの装置を装着された方へ
保定装置はキレイに並んだ歯列が後戻りするのを防ぐために用います。
装置装着後、口内炎や喋りにくさなどを感じることが稀にあります。個人差はありますが次第に慣れていきます。口内炎がひどい場合はご相談ください。
レーザー治療、軟膏、カバー材による痛み軽減治療を行います。固定式の保定装置なので装置装着部分はフロスを通せません。通常の歯ブラシを用いてしっかりブラッシングしてください。